ちょっと知りたい、印刷のこと

進化する印刷技術

 印刷が、木版印刷から活版印刷、平面印刷、DTP印刷と変化してきたのと同時に、印刷技術は進化し続けています。今の印刷技術は、水と空気以外のものであれば、何にでも印刷はできるほどに進化しました。
 幸い日本は世界的に見ても、とても高い印刷技術を持っている国です。ちょっと特殊な印刷技術を紹介していきましょう。

■フロッキー印刷(ベルベット印刷)
 別名植毛印刷とも飛ばれる、ふわふわの、毛羽立った毛を貼り付ける印刷です。紙などにインクの代わりに糊を印刷し、その部分に毛(バイル)を貼り付けて作ります。単純なようですが、毛並みを揃える必要があるので、ただ毛を貼り付けるだけでは上手くはいかないのです。

■レンチキュラー印刷
 図柄を見る角度によって、絵が変化して見えたり、立体的に見えたりするような印刷の事です。仕組みは、2枚の絵を合成したレンチキュラー画像は、拡大して見ると良く分かるのですが、絵柄のひとつをストライプ状に切り抜いて、その切り抜いた白い部分にもうひとつの絵柄をやはりストライプ状に貼り付けたような状態になります。そして絵柄の上に凸レンズが貼り付けられたシートを張ると、角度によって片方の絵柄だけが見える仕組みです。また、レンチキュラー画像のストライプの幅と、レンズシートの目がぴったり合っていないと上手く見えません。

■ホログラム印刷
 光の当たり具合で、様々な色に輝いて見える印刷で、立体印刷の一種です。お札やクレジットカードなど、偽造防止に使われることが多くなっています。
 印刷に欠かせない、インクや紙も、最近は特殊なものが増えてきました。インクでは、香りの付いたインクや、温度を感知していろが変化するインク、ブラックライトで光るインク、光に透かしても透けて見えないスクラッチインクなどです。紙はもともと、特殊な模様があるものやアルミや金箔などが表面加工された紙など様々な種類のものがありました。ですが、最近の印刷は紙ではなく、プラスチックやガラス、金属などに手軽に印刷出来るようになってきました。印刷するもの、そしてインクの選び方で、印刷はインパクトのある面白いものになっていくのです。

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