ちょっと知りたい、印刷のこと

新聞や本、雑誌など、印刷されたものを目にしない日は少ないかもしれませんね。学生であれば教科書やテキスト類など、様々な印刷物が身近にあるでしょう。また、本や雑誌だけではなく、お菓子やジュースといった食料品、パソコンのキートップにも印刷が施されています。皆さんはそうした印刷物が、どんな風に印刷されているのか、興味はありませんか? ちなみにパソコンのキートップは、インクの上から更に、マニキュアのようにトップコートが印刷されて長持ちするように出来ています。このサイトでは、印刷の仕組みや印刷の方法、そして印刷の歴史などを紹介しています。私達の日常生活に、もはやなくてはならない技術となった「印刷」、その面白さを知って欲しくて私はこのサイトを作りました。
 日本の印刷技術は、世界的に見てもトップクラスです。試しに手持ちのお札を見てみて下さい。お札は日本の印刷技術の水を集めた、スペシャルな印刷物なのです。スキャナーなコピーなど、通貨偽造にも利用できる印刷技術が発展すれば、その分お札の印刷はより高度なものへと進化することで、流通量から比較すれば驚くほど偽造紙幣が少なくなっています。お札の印刷は、ホログラム印刷や、深刻凹版印刷、プリンターなどでは印刷できない細かさのマイクロ文字を使ったり、またコピー機などでスキャンできない特殊な色合いのインクを使ったりと、様々な偽造防止策が施されています。
 こうした特殊な印刷は、町の印刷屋さんではもちろんまねできないようになっていますが、こうした技術が出来上がった背景には、印刷技術そのものが、日本はきわめて高度なものを持っているからでもあります。
 それでは、まずは印刷の歴史から見ていくことにしましょう。

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